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鬼滅の刃で登場する竈門炭吉(かまどすみよし)というキャラクターですが、結局誰だったの?という方に向けて炭治郎、継国縁壱との関係性について紹介していきます。
炭治郎の夢の中で登場する炭吉ですが、継国縁壱から「日の呼吸」を受け継いだ重要な人物となっています。
炭吉と縁壱が話すエピソード(炭治郎の夢の中) | 12巻99話 |
炭吉と縁壱が2年ぶりに出会い話すエピソード(炭治郎の夢の中) | 21巻186話 |
縁壱が炭吉に耳飾りを渡すエピソード(炭治郎の夢の中) | 22巻192話 |
鬼滅の刃 竈門炭吉の正体は?炭治郎との関係性
©吾峠呼世晴/集英社
炭治郎は炭吉の生まれ変わり、かもしれない
炭吉は炭治郎の夢の中だけに登場するキャラクターです。年齢など細かいことは何もわかりません。
炭吉はビックリするほど炭治郎とそっくりで、ファンの中では”生まれ変わり”ではないかともささやかれています。というのも、炭吉は戦国時代の方ですのでもう亡くなっています。
炭吉は鬼殺隊などではなく一般人で炭焼き師として生計を立てていました。
炭治郎も鬼殺隊になる前は、炭焼きをして炭を売っていましたよね。ですので、竈門家は代々炭焼きの家系なのです。
炭焼き窯 北海道札幌市厚別区 「北海道開拓の村」に復元されたもの
現代の生活にはガスや石油といった燃料は必需品ですが、炭治郎が暮らす大正時代の燃料は主に木炭でした。
木炭の作り方は、炭焼き窯に木材を入れ火をつけ高熱で蒸し焼きにして木を炭化させて完成です。
炭治郎は炭を作るために毎日顔を真っ黒にして働いていましたよね。かなりの重労働だったと思われます。
さてなぜ先祖の炭吉がちょくちょく炭治郎の夢の中に出てくるのか、夢のエピソードを紹介します。
炭治郎が見た竈門炭吉と継国縁壱が会っている夢の内容とは?
炭治郎は、何度も住吉の夢を見ています。その中で炭吉と縁壱の会話を聞いていました。
断片的に描かれる夢の内容をまとめました。
炭吉と縁壱が話すエピソード(炭治郎の夢の中) | 12巻99話 |
炭吉と縁壱が2年ぶりに出会い話すエピソード(炭治郎の夢の中) | 21巻186話 |
縁壱が炭吉に耳飾りを渡すエピソード(炭治郎の夢の中) | 22巻192話 |
12巻99話の竈門炭吉のエピソード
©吾峠呼世晴/集英社
炭治郎が遊郭編の妓夫太郎&堕姫戦で負傷し、2ヶ月間も意識不明の状態だった時に竈門炭吉の夢を見ました。
晴れた日に、縁側で赤ちゃんを抱いている継国縁壱の姿があります。
お茶とおにぎりを運んできたのが竈門炭吉(かまどすみよし)。畳の部屋では炭吉の妻すやこが昼寝をしています。
継国縁壱はしばらく竈門炭吉の家に滞在していたようでしたが、「そろそろ迷惑もかかるし出て行く」と伝えます。
©吾峠呼世晴/集英社
炭吉:そんな!あなたは命の恩人だ!あなたがいなければ俺たちどころかこの子も生まれていなかった。
引き止める竈門炭吉ですが継国縁壱は何も答えません。決意は固いようです。
炭吉:ならばせめてあなたのことを後世に伝えます。
縁壱:必要ない
炭吉:しかし、、後を継ぐ方がいなくて困っておられるんでしょう
天涯孤独な縁壱を心配し、竈門炭吉が提案したのですがことごとく断る縁壱。
竈門夫妻は鬼に襲われたところを縁壱に助けられ、縁壱の強さに感激した炭吉は縁壱を特別な人として尊敬しています。
©吾峠呼世晴/集英社
ですが縁壱は自分のことを「大切なものを何一つ守れず」「人生において為すべきことを為せなかった」
「何の価値もない男なのだ」
と話します。そんな縁壱を見て、炭吉は涙を流し「そんな風に言わないでほしい。悲しい。。。」と思います。
そして目覚めた炭治郎は痛々しいほどの重症でした。
©吾峠呼世晴/集英社
21巻186話 竈門炭吉のエピソード
無惨との最終決戦!無限城が地上に排出されましたが、炭治郎は無惨の血を浴びたせいで意識不明の重体です。
村田さんが一生懸命に心臓マッサージをしてくれています。そんな時みた夢がこちら。
炭治郎は夢の中で竈門炭吉になっていました。
©吾峠呼世晴/集英社
そして2年ぶりに炭吉を訪ねてきた継国縁壱と会話が始まります。
縁壱は自分の過去を誰かに話したかったらしく、思い浮かんだのが竈門炭吉の顔でした。
そして縁壱は自分の悲しい過去を淡々と話し続けます。
- 自分が忌子であり幼少期から訳あって家を出たこと
- 妊娠中の妻を鬼に殺されたこと
- 鬼狩りとなったいきさつ
- 鬼の始祖・鬼舞辻無惨との対決
あまりに継国縁壱の人生にすごいことが起こりすぎていて、かける言葉が見つからない炭吉でした。
©吾峠呼世晴/集英社
「どうにかしてあげたい。。」そう思っていたところ、娘のすみれが「抱っこぉ」と言って縁壱に抱っこをせがみます。ヒョイっとすみれを持ち上げる縁壱。
キャハハっと無邪気に笑うすみれを見て、縁壱の目からは涙が流れました。
縁壱の願いは、妻と子供と一緒に静かに暮らすことで、望んで鬼狩りになったわけではありませんでした。
憎しみと怒りだけだった縁壱の心に、すみれの邪気のない笑顔は眩しくどんなものより美しかったに違いありません。
22巻192話 竈門炭吉のエピソード
186話の夢の続きになります。
炭治郎は夢の中で縁壱が見せてくれた日の呼吸の型をしっかりと見ていました。観察していると言っていいかもしれません。
炭吉の妻すやこが「剣の型が見たい」と縁壱に頼んだら、縁壱は優しく応えて剣技を見せたのです。
日の呼吸は息を忘れるほど美しく、縁壱が精霊に見えるくらいでした。
©吾峠呼世晴/集英社
炭吉は「また遊びに来てください」と縁壱に言うと、別れ際に耳飾りをくれました。それは今も炭次郎に受け継がれている耳飾りです。
それで炭吉は悟りました。「もう縁壱さんはここには来ないのだ」と。
遠ざかっていくもの悲しい後ろ姿に炭吉は声をかけます。
©吾峠呼世晴/集英社
炭吉:貴方に守られた命で..俺たちが。貴方は価値のない人なんかじゃない!!
炭吉の姿に炭治郎の姿が重なります。
耳飾りと日の呼吸を後世に伝えることを約束する、と言った炭吉に、縁壱はひとこと
「ありがとう」
にこやかに手を振り、去っていく縁壱。彼がこの後どう過ごしたのかは語られていません。
日の呼吸の使い手・継国縁壱と炭治郎の関係は?
©吾峠呼世晴/集英社
私は緑壱が炭治郎の祖先で生まれ変わりなのではと思っていたのですが、緑壱と炭治郎は血のつながりはありませんでした。
緑壱が偶然命を助けた炭焼きの夫婦が緑壱の意思を受け継ぎ、その意思を受け取ったのが炭治郎だったのです。
緑壱はとても優しい人間で、炭治郎と同じような痣が額にあり、赤い花札の耳飾りも付けています。
緑壱は幼少期の頃から優れていて、何を教えても完璧にやってしまうような子供でした。
ですが10歳頃に、額にある痣が気味悪がられに家を出ることとなり、その後剣士となっています。
緑壱はもの凄く強い剣士として成長しており、「日の呼吸」という剣術を身に着けていました。その凄さは、あの無惨も初めて恐れる程のものでした。
あの無惨が緑壱には「絶対に敵わない」と逃げ出してしまう程なので、もの凄く強い桁外れの剣士だったという事がわかります。
鬼滅の刃 竈門炭吉と継国縁壱との関係性は?
炭吉夫婦が鬼に襲われているところを救った
緑壱と炭吉の関係ですが、炭治郎が見た夢の中で言っていた「あなたは命の恩人」という言葉から、鬼に助けられた事により出会い親しくなったと思われます。
緑壱が炭吉を助けた時のエピソードは残念ながら本編では描かれていません。
緑壱は「日の呼吸」の剣術を炭吉に見せていました。
炭吉は、そのまま日の呼吸を後世に伝えてしまえば無惨に狙われてしまうので「ヒノカミ神楽」と名前を変えて伝えたようです。
そして、竈門家には代々絶やしてはいけないと言われているものがもう一つあります。それは「耳飾り」です。
「耳飾り」と「ヒノカミ神楽」は緑壱から受け継いだ、無惨を倒す唯一の方法だったのです。
緑壱の死
縁壱が住吉と別れてからどう暮らしていたか誰も知りません。
ですが痣があるにも関わらず高齢になるまで生き続け、最期を迎えようとしていました。
鬼になってしまった兄を助けることも出来ず、無惨を殺す事も出来ず、心残りなことばかりの縁壱でした。このまま最期を迎えてしまうのかと思っていた時に、鬼の姿の兄「黒死牟(こくしぼう)」が現れたのです。
そして、その兄の酷い姿を見た縁壱は涙を流して兄と戦うのですが、驚く事に老人になっても強さは変わっていませんでした。
黒死牟(こくしぼう)はその強さに怯えていましたが、縁壱は戦いの中、剣を構えて最期を迎えてしまいました。。
どんなに悔いの残る最期だったのでしょう。
無惨に逃げられ、兄も救えずに。。
縁壱は悲しい最期を迎えてしまいました。
ですが、炭吉との出会いは縁壱の中でとても温かいものとして残る事でしょう。素晴らしい剣士だと改めて感じました。
鬼滅の刃 上弦の壱・黒死牟(こくしぼう)の名言セリフ・死亡シーン・血鬼術の技まとめ
まとめ
炭吉は炭次郎の祖先で、緑壱から受け継いだ日の呼吸を「ヒノカミ神楽」として代々伝えていました。
なぜ伝えていたかというと、緑壱が命の恩人であり、緑壱に後継者がいないことを知っていたからです。
鬼舞辻無惨に見つからないように形を変えて日の呼吸を伝えていたのには驚きでした。
この夢のおかげで、炭治郎は日の呼吸の13の型を使えるようになったのです。炭吉の記憶がなかれば無惨を倒すことはできませんでした。まさにキーパーソンといっていいでしょう。