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小説の神様 君としか描けない物語ネタバレあらすじ結末・キャスト・原作情報

『小説の神様』とは人気作家・相沢沙呼によるベストセラー小説。2016年6月21日に講談社より出版され、若い世代を中心に好評を博しました。手名町紗帆によるコミカライズも連載されています。本来は2020年に5月に実写映画が公開される予定でしたが、コロナの影響により2020年10月2日に公開日が変更されました。

今回は本作のネタバレあらすじをご紹介します。

小説の神様 君としか描けない物語あらすじ

高校生の千谷一也は3年前に新人賞を受賞しデビューした小説家ですが、その売り上げは年々落ち込んで、書店からは著作が消えてしまいました。SNSでは叩かれて、すっかり自信喪失した一也は、転校生の小余綾詩凪と出会います。

実は彼女もまた小説家であり、不動詩凪のペンネームで活躍していました。多くのジャンルを股にかけるポテンシャルと緻密なプロット構成、生まれ持った美しい容姿で話題となった詩凪はたちまちクラスの人気者になります。

スクールカースト底辺の作家と美少女作家として、クラスでの立ち位置もなにもかも対照的な2人でしたが、編集部に2人の共同作業でベストセラーを生み出せと命じられてしまいます。

仕方なく協力して新作のプロットを練るうちに、同業者にしてライバル同士でもある一也と詩凪の間には恋愛めいた感情が芽生えるのですが、ある日一也は詩凪のとんでもない秘密を知ってしまうのでした。

ドSなヒロインとの出会いによって、一也の作家人生と高校生活に劇的な変化がもたらされます。

小説の神様 君としか描けない物語の結末をネタバレ

妹の入院費を稼ぐためにもなんとしても新作を成功させたい一也は、詩凪がプロットを考え一也がそれを文章にする形で共同作業を勧めます。

詩凪のプロットは完璧で、高校生離れした実力を感じさせました。

ただ売れるだけの小説を書きたい一也とは完成度が違います。

話題性だけで売れてるんじゃないと詩凪を見直した一也は、だからこそ自分が携わることで彼女のプロットをめちゃくちゃにしたくないと、プロジェクトを下りる意志を述べます。

ですが詩凪はそれを許さず、「あなたは自分を嫌いになってしまっただけ、だれかに嫌われるのはとても辛いの。私はあなたの物語が読みたい」と彼を説得しました。

失敗続きで卑屈になっていた一也は、詩凪の言葉で創作意欲を取り戻します。

ある日徹夜でパソコンに向かい執筆していた一也は、小説を書く楽しさを思い出します。

長い迷走のはてに小説家として初心を思い出した一夜でしたが、そんな彼に編集部から告げられたのは、シリーズ化が予定されていたデビュー作の打ち切り宣告でした。

既に2作目の原稿も書き上げていたのに打ち切りになった理由とは、単行本が売れなかったから。

失意のどん底に落ちた一也にもはや詩凪の叱咤は届かず、彼は「美少女作家様はいいよな、何書いても売れるんだから」と当たり散らしてしまいます。

この暴言がきっかけとなり、2人はチームを解散します。

ある日、一也たちの教室でテストが行われました。

学力テスト1位の詩凪には余裕の問題でしたが、一也は彼女の様子の異変に気付きます。

実は詩凪はパニック障害に悩まされていたのでした。人気作家である詩凪が一也と組まなければならなかった理由とは、パニック発作を引き起こすと文章が書けなくなるからでした。

詩凪を保健室に連れて行った一也は、そこで彼女が「だれかに何かを伝える文章」を失っていると知らされます。国語の問題用紙には作文問題があり、それが詩凪の発作の引鉄となったのでした。

詩凪がパニック障害になった原因とは盗作疑惑でした。彼女の小説がたまたま大御所の作品と同時に出版された為に、ベテラン作家からアイディアをパクったとネットで叩かれ、罵詈雑言を浴びせられたのです。

世間の中傷で心を病んだ上、住所や学校まで特定されて嫌がらせを受けた詩凪は、逃げるように一也の学校に転校してきたのでした。

詩凪がショックを受けたのは、自分を最初に攻撃してきた大御所作家のファンが、詩凪もテーマとしていた人間の愛や優しさを書いた物語を好んでいた事でした。

物語の無力さに打ちのめされた詩凪は「今までありがとうね」と一也に礼を告げます。、

彼女は転校前に一冊だけ本を書きましたが、別名義で出版したその作品は全く売れませんでした。一也の言う通り、容姿と女子高生作家の話題性だけで売れていると思い知らされてしまったのです。

合作が中止になったものの、一也の心は晴れません。

そんな彼に友人の九ノ里は、「落ち込んだ時は本を読め、おすすめの作家を教えてやる」と、一也がペンネームで書いたデビュー作を貸してくれました。

単行本は全然売れませんでしたが、一也は自分のデビュー作を夢中になって読み耽ります。

駄作だと決め付けていたデビュー作にのめりこんだ一也は、詩凪をスマホでファミレスに呼び出し、彼女との合作再開を申し込みます。

ですが詩凪は最終章に行き詰まります。

バッシングの一件で人間不信に陥った詩凪は、人間の愛や優しさを肯定する結末が書けなくなっていたのです。一也は「物語は願い」だと言い、その言葉に心動かされた詩凪は最高のプロットを完成させます。詩凪のプロットを受け取った一也は、彼女の信頼にこたえて素晴らしい作品を書きあげました。

そこへ詩凪がやってきて、最後の一文に入るセリフだけは自分の手で書かせてくれないか、と一也に頼みこみます。一也は詩凪の発作を案じますが、詩凪は「大丈夫」と笑顔で請け負い、恐怖と葛藤に打ち克って最後のセリフを書き込みます。

詩凪と一也の原稿が完成後、燃え尽きた一也をさっぱりした詩凪が迎えに行きます。

「ほらいくわよ」「いくってどこへ?」「私たちの次の物語を作りにいくのよ」

詩凪と手を繋いだ一也、明るい方へと歩いて行きます。

小説の神様 君としか描けない物語キャスト一覧

千谷一也(佐藤大樹)

スクールカーストも売り上げも底辺の高校生小説家。文芸部の部員。妹の入院費を稼ぐ為に売れる小説を志している。

小余綾詩凪(橋本環菜)

人気絶頂の女子高生作家。スクールカースト上位の美少女でドSな性格。気弱な一也を引っ張っていく。

千谷雛子(莉子)

難病で入院中の一也の妹。詩凪の小説の大ファン。

九ノ里正樹(佐藤流司)

文芸部の部長で一也の親友のイケメン。無類の読書好き。

成瀬秋乃(柴田杏花)

文芸部の一年生で一也の後輩。創作活動をしている。

小説の神様 君としか描けない物語の原作

原作は若い世代に絶大な人気を誇る相沢沙呼による青春恋愛小説です。彼女の小説は作中の詩凪の小説と同じく人間の愛と優しさをテーマにしたものが多く、ラノベ的なキャラクターにもリアルな感情を感じると評価されていました。

主人公・一也の煮え切らなさやネガティブな態度にイライラした読者もいました。職業作家として成果を出す事だけに囚われていた一也が、売り上げは良くても物語の根底の力を信じられなくなった詩凪との出会いによって、価値観を変化させていく過程も本作の見所ですね。

本作を読んで創作を始める中高生も沢山いました。小説を書くことの苦しみや素晴らしさ、SNSによる事実無根の誹謗中傷などの現実の過酷さに真摯に向き合った作品であり、挫折を乗り越えてなお物語の力を信じ抜くキャラクター達のひたむきさに救われたという声が多かったです。

本作は売れる小説と心を動かす小説が対立する話でもありました。小説の神様がもし存在するとしたらどんな物語を愛するのか、読者1人1人に深く考えさせる余韻を残します。一也と詩凪は作者であると同時に読者であり、2人を絶望から救うのが「物語」というのも本好きにはたまらない展開でした。

映画公開日の10/2にコミカライズ3巻も発売されます。

キャッチャーな絵柄と丁寧な話運びで完成度が高く、SNSでは漫画版から入ったという読者も多かったです。黒髪ロングが魅力的なヒロイン・詩凪の繊細な表情や、一也の青臭い一途さがよく出ていますね。

まとめ

以上、『小説の神様』の情報のまとめでした。

底辺作家と人気作家、立場も価値観も異なる少年と少女が合作を通し絆を深めていく青春物語として、見ごたえある内容になっていますね。

売れる小説と心を動かす小説一体どちらが正しいのか、物語の力を信じるか否かの創作論にも踏み込んでいて、プロ・アマチュア問わず物書きは刺激を受けそうでした。

若手注目株の主演2人の演技にも期待ですね。