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映画「この世界の片隅に」原作と違うところは?実話ではなかった。あらすじ声優キャスト一覧も

この世界の片隅に

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2016年11月12日に公開されたアニメ映画「この世界の片隅に」はNHKで2年連続地上波放送されました。

原作はこうの史代の漫画で、戦時中の広島を舞台として庶民の生活が描かれています。

 

どの作品でも同じですが、映画化する時に内容を全部詰め込むのは難しくストーリーが無くなっていたりする事も良くありますよね。

今回は「この世界の片隅に」の原作と違う所やキャストについて調査していきます。

 

やはりすべてのストーリーを詰め込むのは無理なので、ここでは原作とは違う個所に触れていきたいと思います。


人さらいについて

幼少のすずが海苔を届ける途中で人さらいに遭遇する時期が「昭和9年1月」から「昭和8年12月」に変更されています。

映画ではクリスマスで賑わう街が描かれており、その様子からわかるようになっています。

 

また、現実味に欠ける存在として扱われているので、この先の未来を暗示したものだとも言われています。

 

映画だけではわかりませんが、原作では実は兄なのではないか?とも囁かれていています。

根拠としては、小エピソードの鬼いちゃん冒険記で死んだはずの兄がワニと暮らしている描写があり、2回目の終盤で人さらいが登場した時にワニを背に担いでいたからです。

はっきりとはしていませんが、とても意味深に感じます。

 

遊女リン

原作では主要な登場人物で、周作・リン・すず三角関係にまつわるエピソードが丸々カットされていました。

また、すずとリンの間に入って話をする遊女テルの登場も1シーンでセリフもありません。

 

セリフやその他について

空襲で円太郎がすず達を庇って伏せるシーンでは、誉エンジンに対する円太郎の思い入れを語るセリフが追加されています。

また、映画のこの場面では戦争の光景に見とれたすずの想像の中でカラフルな爆煙が表現されていました。

 

日本の敗戦を伝える玉音放送を聞いたすずが怒り狂って家を飛び出した後の泣き崩れる場面のセリフが変更されています。

これについて片渕監督は、「同じ事を語るのに、ずっと炊事をやってきた生活人のすずが食料に絡めて反応した方が彼女らしくて良いと思った」とコメントしています。


アニメ映画「この世界の片隅に」は実話

リアルに描かれているので、皆さんが1番気になっているのは実話なのではないか?という所ではないでしょうか。

結論から言うとこの話は実話ではないそうです!

 

なら何故実話なのではないか?という噂が出回ったのかを紐解いていきます。

 

原作者のこうの史代は、時代背景について資料館などで新聞や雑誌などを読み漁り徹底的に調べた上で物語を作ったそうです。

作中に登場する「楠公飯」という米を節約する為の食事を用意している場面もその1つです。

 

また、片渕監督も独自で広島を訪れたりして街の再現に工夫を凝らしたみたいで、戦時中の話を聞いたりと作品をより本物に近付ける為に勉強されたそうです。

防空壕や原爆、芋の配給など実際に起こった出来事も加えられているので、リアリティーが増しているのだと思います。

 

モデルはいるのか?

実際にすずという人物は存在していませんが、片渕監督は公式設定としてすずさんは今もご健在で、元気に広島カープを応援していると発言しています。

 

なので、話を聞いた中にモデルとなった人物がもしかしたらいる可能性があるといった感じでしょうか。

はっきりとした情報は見つかりませんでしたが、モデルがいるからこそ詳しい話も聞けたのではないかと思うので、公表はされていませんがいる可能性が高いかもしれませんね。

アニメ映画「この世界の片隅に」あらすじネタバレ

広島市で生まれ育ったすずは、兄と妹の三兄妹でおっとりとした性格のすずは、いつも正反対の兄から鈍いと怒られていました。

そんなすずにも特技があり、絵がとても上手く鉛筆が握れなくなるまで夢中になって絵を描く幼少時代をすごしました。

 

18歳になった頃、北条周作という男と結婚する事となり呉へと嫁ぎます。

義実家では、父と母と共に4人で暮らしていましたが、ある日小姑である径子が義実家と上手くいかず戻ってきました。

 

径子はテキパキした性格なのですずに対し、小言ばかり言っていましたが姪にあたる晴美とは仲が良く面倒を見ていました。

もちろん得意の絵で晴美の好きな軍艦を描いてあげたりしていて、裕福ではありませんでしたがささやかに楽しい暮らしをしていました。

 

ですが、次第に戦況は悪化し空襲警報も増え、空襲に耐えながら防空壕に逃げる回数が増えていきます。

そのせいで義父が怪我をしてしまい、すずと晴美はお見舞いに向かいますが、その帰り道に空襲に遭い近くの防空壕に逃げ込みます。

 

事態が収まって防空壕から出た直後に不発弾が爆発し、すずは繋いでいて右手を吹き飛ばされ、晴美は亡くなってしまいます。

仲良しだった晴美と絵を描く事が出来なくなった喪失感や径子から文句を言われ続ける日々に、死にたいと思うようになります。

 

そんな気持ちでいるすずは、空襲を受けても外にいたままで命を危険に晒しますが、それを見つけた周作が守ります。

ボロボロのすずは実家に帰ろうと決意しますが、その矢先に広島に原爆が落とされました。

 

その何日か後、2人は故郷がどうなったか様子を見に訪れましたが、そこには変わり果てた街の姿が。

そこで戦争孤児になった女の子を呉へ連れて帰り、新しい生活を始めようとする所で終わります。


アニメ映画「この世界の片隅に」キャスト一覧

のん/浦野すず

細谷佳正/北條周作

尾身美詞/黒村径子

稲葉菜月/黒村晴美

潘めぐみ/浦野すみ

岩井七世/白木リン

牛山茂/北條円太郎

新谷真弓/北條サン

 

アニメ映画「この世界の片隅に」評価

Yahoo!映画

約3万件の中で5点満点中3.92点という数値になっています。

・悔しくて腹が立って泣いた。

・本当に魅力的で大切なものを次々と奪った戦争が許せない。

・表面的な物ではなく、もっと深く影で頑張った人々の事が学べる。

・地続きで我が事のように思える所が一番の魅力だと感じます。

といった意見がありました。

 

この作品は戦時中をより本物に近い状態で描いているので、勉強になったや戦争を起こしてはいけないといった教訓が込められているといった意見もありました。

 

まとめ

いかがでしたか?

丸々カットされていた部分もありましたが、この世界の(さらにいくつもの)片隅にで追加されているので気になる方は両作観られてみてはいかがですか?