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青くて痛くて脆いはつまらない映画?SNSの口コミ評価まとめ

青くて痛くて脆いはつまらない映画?

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『君の膵臓が食べたい』がベストセラーとなった住野よるの最高傑作、『青くて痛くて脆い』の映画が公開されました。

理想を追い求める若者がボランティアサークルを作るものの、それが変容していく過程を描きます。大学生の苦い青春を描いた異色ミステリーであり、吉沢亮と杉咲花主演で話題を集める本作ですが、SNSでの評価は賛否両論分かれています。はたして本作は本当につまらない作品なのでしょうか?主な登場人物と映画を観た人々の声を追ってみます。


映画青くて痛くて脆いはつまらないというSNSの口コミ

エンターテイメントかと思いきや意外と文芸色が強そうですね。原作の雰囲気を反映したのでしょうか。吉沢亮や杉咲花をはじめとする若手俳優の演技が光っていたと、支持する声が多かったです。森七菜のワニの歌のインパクトはすごそうですね。

脇を固める俳優陣の力演にも注目が集まりました。確かに、今をときめく豪華メンバーをこれだけ集められただけでも観る価値はありそうです。

配役の癖が強くそれぞれ個性もバラバラですが、その多様さが『モアイ』の人間関係にプレッシャーを生み出すのに成功したんでしょうね。

予告に裏切られた、という印象を持った人も多かったみたいです。吉沢亮演じる楓に共感できるか否かで鑑賞後の感想は随分変わりそうですね。誰もが通り過ぎたモラトリアムの痛々しさや共感性羞恥に、胸をかきむしりたくなった人々もたくさんいました。

エゴ剥き出しの登場人物や露骨すぎる陰キャの僻みが苦手、という感想も見かけました。それだけ俳優陣の演技が巧みなのでしょうが、疎外された人間の劣等感や孤独感、逆恨みに端を発する逆襲など、正視するのはなかなかしんどいシーンもあります。

原作小説青くて痛くて脆いはつまらない評価だった?

終盤は読みごたえ抜群、と評価する声が多かったです。楓と似て自己主張が苦手な性格だったり中心から外れがちな学生時代を送った読者ほど、ままならない物語に感情移入してしまうみたいです。

抑圧された陰キャによるパリピへの逆襲、という点に一種の痛快さを感じた読者もいました。楓が菫介や理沙などの協力者を経て、初志を失った『モアイ』にリベンジを仕掛けるシーンなどは、その手のスリルやミステリー的などんでん返しが楽しめます。

住野よる自身の代表作、『君の膵臓が食べたい』のアンチテーゼとする読者もいました。確かに『君の膵臓が食べたい』のような、ヒロインとの死別を前提にした泣ける感動ものを想像していると裏切られます。両者を読み比べても楽しいかもしれませんね。


『青くて痛くて脆い』の登場人物紹介

田端 楓

吉沢 亮演じる本作の主人公。

常に周囲と距離を置きたがる内向的な青年。事なかれ主義で日和見主義の傾向がありました。ドラッグストアでバイトしています。

自分の気持ちにまっすぐに理想を追い求めるヒロイン・秋好との出会い、秘密結社サークル『モアイ』を結成した事で次第に変化していきます。秋好に好意を抱いていましたが、とある事件がきっかけで彼女を失ってしまいました。

秋好 寿乃

杉咲 花演じる本作のヒロイン。

楓と大学のキャンバスで知り合った女子学生。「なりたい自分になる」がモットーですが、空気が読めない言動が多く周囲から孤立していました。楓と『モアイ』を結成し、人々を助ける事に意義を見出しますが、ある事件がきっかけで彼の前から姿を消します。

前川 菫介

岡山 天音演じる楓の親友。

意識高い系メンバーの就活サークルと化した『モアイ』を嫌悪し、楓の提案に便乗して『モアイ』を潰す手助けをします。ですがスパイとして『モアイ』に潜入しメンバーと交流する中で、楓の行き過ぎた手段に疑問を呈し計画から下ります。

本田 朝美

松本 穂香演じる楓のゼミの後輩で『モアイ』の幽霊部員。高校時代から付き合っている彼氏がいました。ポンちゃんの愛称で親しまれています。おおらかな性格のムードメイカーです。

天野 巧

清水 尋也演じる『モアイ』の幹部で、楓に『モアイ』を変貌させた主犯として敵視されています。イベントなどでは司会を担当していました。やや軽薄な人柄ですが社交センスに恵まれ立ち回りが上手く、スパイとして潜入した菫介や理沙にも好感を持たれます。

西山 瑞希

森 七菜演じる不登校の少女。『モアイ』のボランティア活動を通し、楓や秋好と知り合って親交を深めていきます。

川原 理沙

茅原 みずき演じる楓のバイト先の後輩。物事をハッキリ言うさばさばした性格で、ともすればキツくとられがちです。楓の依頼を受けスパイとして『モアイ』に潜入しますが彼らに感化され、大学4年時には『モアイ』の後継団体の部長にまで上り詰めました。

大橋

光石 研演じる瑞希の学校の担任。

脇坂

柄本 佑演じる『モアイ』の外部協力者で楓の良きアドバザー。秋好と交際していた経験がありました。『モアイ』発展の功労者であり、メンバーから厚い信頼を寄せられています。飄々とした人柄に兼ね備えた包容力でもって、視野が狭く未熟な楓を優しく導きます。

青くて痛くて脆いはつまらない映画?のまとめ

以上、映画『青くて痛くて脆い』へのクションをご紹介しました。主演の吉沢亮や杉咲花はじめ、若手俳優陣の力演を評価する意見が多かったですね。

一方で登場人物の自己本位さやディスコミュニケーションから来る行き違いに不快感を示す人もちらほらおり、大人になれない楓に感情移入できるかどうかが分かれ目になりそうです。

『君の膵臓を食べたい』は高校生男女の恋愛を軸にした青春ミステリーで、切ないながら爽やかな余韻が印象的ですが、『青くて痛くて脆い』は苦味が強くやや人を選ぶ作品に仕上がっているのかもしれません。