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映画「日日是好日」あらすじや結末をネタバレ!樹木希林その他キャスト紹介

日日是好日

「日日是好日」は2018年公開、エッセイスト森下典子によるエッセイを原作とした作品です。

主役の典子役を黒木華、茶道の先生役を樹木希林、典子の従姉妹である美智子を多部未華子がそれぞれ演じ、主演の黒木華はその年の日本アカデミー賞で優秀主演女優賞、樹木希林は優秀助演女優賞を受賞しています。

特に公開の1ヶ月前に惜しくもこの世を去った樹木希林の演技に、公開当初から注目が集まりました。

ちなみに監督の大森立嗣はこの作品で同年の報知映画賞監督賞を受賞しています。

タイトルになっている「日日是好日」とは禅語で、直訳すれば「毎日毎日が素晴らしい」という言葉ですが、様々な解釈・捉え方のできる言葉でもあり、作品の中でとても重要な役割を持つ言葉となっています。

今回はそんな映画「日日是好日」のあらすじやネタバレについて紹介していきたと思います。

映画「日日是好日」あらすじ

真面目で理屈っぽい、いわゆる地味な大学生の典子(黒木華)は、母親から茶道を勧められ、「竹を割った様な」性格の従姉妹・美智子(多部未華子)とともに、茶道教室へ通うことになります。
典子の母曰く「タダモノではない」という茶道の先生・武田のおばさん(樹木希林)の指導に初めは戸惑いつつも、その人間性と丸みを帯びた所作、そしてお茶の道に心惹かれていきます。

数年後、典子は美智子に対し、ある種の劣等感を覚える様になリます。
美智子が商社への就職や、お見合いのための退職など、大人としてのライフステージを先へ先へと駆け上がっている一方で、典子は就職もせず、学生時代と同じ様な、宙ぶらりんな生活を続けていたからです。
その後も就職試験での失敗、婚約者の裏切りなど、様々な困難に見舞われながらも、温かい家族、お茶の先生に支えられ、何とかそれを乗り越えていきます。

そんな典子に、最大の悲しみが訪れます。

後悔と悲しみの中で、お茶が教えてくれたこと。
典子がたどり着いた答えとは?「日日是好日」の真の意味とは?

過ぎ行く日々の中で見出されるその言葉の意味に気づいた時、つっかえていた心の淀みが取り払われ、晴れ晴れとした気持ちで胸がいっぱいになるのです。

この先は、作品の結末とネタバレの紹介になります。

映画「日日是好日」結末をネタバレ・「日日是好日」の意味

典子に訪れた最大の悲しみ。
それは愛する父親の死でした。それも突然に。
さらにはその一週間前、父親からの食事の誘いを二度断った後での出来事だったのです。
さらに観ている人には、父親の死の数日前にあった、茶道の集大成的な行事である「お茶事」についてのエピソードが反芻します。

「昨日元気だった友達が、今日殺されたなんて事が、多分いっぱいあったんじゃないかな。」

「あの人に会うのも今日が最後かもしれない。」

これらの言葉の一つ一つが、典子に降りかかる悲劇の伏線になっている訳ですが、この時典子はそんな事知る由もありません。
だからこそより一層、父親の死に対して非常に大きな後悔を抱えてしまいます。

そんな典子の心境を全て理解する武田先生は、

「自分を責めちゃだめでしょう。」

そう声を掛け、そっと手を添えるのです。

そしてある日、雨音が鳴り響く稽古中、典子は海岸に立つ父親を見つけます。
その父親に典子は全身全霊で感謝の気持ちを伝えるのです。

気持ちを伝えた典子は晴れ晴れしい表情で、そこには土砂降りの雨が降り注ぎます。
それは茶道具を水で清める様に、典子の後悔、罪悪感を洗い流す事ができたのを表現しています。

そして典子は気付きます。

「雨の日は雨を聴く。五感を使って全身全霊でその瞬間を味わう。」

毎日のその一瞬一瞬を、五感を使い、全身全霊で味わう事、そうすれば毎日が好い日になる。
それこそが「日日是好日」の真の意味だったのです。

多くの困難に見舞われながら、典子はお茶を通して人生の大切な事に気づく事ができたのでした。

映画「日日是好日」主要キャスト一覧

黒木華:典子

 

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主役であり、真面目で理屈っぽい典子を演じるのは実力派女優の黒木華。
その素朴で気取らない雰囲気とオーラは、しばしば「昭和的」、「純日本的」と言うキーワードで語られます。
これまでにも数々の作品に出演し、NHK連続テレビ小説(いわゆる朝ドラ)や大河ドラマなどでも、しなやかでかつ、芯のある女性を演じています。

今回の「日日是好日」は彼女の魅力が最大限に発揮された作品の一つとも言えるでしょう。
特に茶道を通して生まれる樹木希林との絶妙な空気感、一つ一つ丁寧に紡がれる自然な台詞回しに、これもまた彼女によく似合う着物姿も合間って、日本的な美を感じ取る事ができます。

樹木希林:武田のおばさん(茶道の先生)

数え切れないほどの受賞歴を持つキャリアを持ちながら、テレビCMやバラエティ番組にも多数出演するなど、日本を代表する女優である樹木希林。

この映画が公開される1ヶ月前にこの世を去った事で、公開前から彼女の演技に注目が集まっていました。
「日日是好日」と言う映画にとって、樹木希林の演技が与えた影響は、計り知れないものがあるでしょう。
彼女の演技は、この映画を観た後で、もはやあの役は樹木希林以外ではなし得なかっただろうと、誰もが納得させられる説得力があります。
伝統的な茶道の師としての厳しい一面と、お茶目なおばあちゃんとしての一面。その緩急が完璧にバランス良く入り混じる事で、主人公と、観ている人の心を掴みます。

この映画が樹木希林にとって、女優人生の集大成的な作品であることは間違いありません。

多部未華子:美智子

 

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個人的にこのカットが1番好きです😊

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主人公と対照的な女性を演じる美智子役は、2020年に入っても連続ドラマの主演を務めるなど、現役最前線で活躍中の女優多部未華子です。
おとなしい文化系の女性からドSな警官役まで、演技の幅が広い彼女は、いい意味で目立ちすぎず、出演作品の魅力を引き立ててくれます。

「日日是好日」では歯に衣着せぬ物言いで時に失礼な事を言ったり、主人公を傷つけてしまうこともありますが、とにかく典子と対照的な考え方、生き方を貫くことで、より典子という人物の価値観や生き方を鮮明に映し出す役割を果たしています。

主要キャスト3人の他にも、典子の父を演じるベテラン俳優鶴見辰吾や、出演時間こそ少ないながら短期間で類まれな才能を開花させる女子高生役を演じた山下美月(今作品が映画初出演)など、実力・話題性のある役者陣の演技にも注目です。

まとめ

そんな「日日是好日」では、大きな事件や派手な恋愛模様はありません。

この映画の魅力は、茶道という伝統的な美しさ、所作によって、現代人の複雑な心情を解きほぐしていく過程を味わえる所にあります。

そして、平凡な日常の中で見出される小さな幸せを感じる事ができる所だと思います。

映画のラストで、樹木希林演じる武田先生が次の様な台詞を言うシーンがあります。

「毎年毎年同じことの繰り返し。でも私、最近思うんですよ。こうして、同じ事ができるって事が、幸せなんだなって。ねえ。」

人生は、同じ事の繰り返しかもしれません。ですが、いつまでも同じ事ができる日常に尊さを見出す事が、幸せに生きるために大切なのかもしれません。

奇しくもこの映画の公開年に樹木希林はこの世を去ってしまいました。まさに劇中にあった「一期一会」を体現している様であり、心を揺さぶられます。

「日日是好日」は、そんな事を考えるきっかけを与えてくれる作品でもあります。

このあらすじ・ネタバレを読んで気になった方は、是非ご覧になってみてください。
平凡な日常が平凡で無くなりつつある今だからこそ、観る価値のある映画なのではないでしょうか。