この記事には広告を含む場合があります。
記事内で紹介する商品を購入することで、当サイトに売り上げの一部が還元されることがあります。
童磨(どうま)は、人間だった幼少期から「万世極楽教(ばんせいごくらくきょう)」の教祖として育てられました。両親は虹色の瞳などを特別視しましたが、本人は神の声を聞いたことがなく、他人の死にも悲しみを感じない子どもでした。
鬼になってからも教祖を続け、信者だった伊之助の母・琴葉(ことは)と出会います。この記事では幼少期、鬼になった経緯、琴葉の最期を時系列で整理します。童磨の最期までのネタバレを含みます。
| 時期 | 主な出来事 |
|---|---|
| 幼少期 | 万世極楽教の教祖として祭り上げられる |
| 人間時代 | 両親を失っても悲しみを感じない |
| 20歳 | 無惨と出会い鬼になる |
| 約15年前 | 鬼の教祖として琴葉と幼い伊之助を迎える |
| 無限城 | 伊之助に母親との過去を明かす |
鬼滅の刃をコミックシーモアで無料立ち読みしよう
童磨の人間時代|なぜ万世極楽教の教祖になった?
童磨はただの鬼ではなく、万世極楽教の教祖であることが分かります。
そんな童磨には、どんな過去があったのでしょうか。
人の死をなんとも思わない幼少期
童磨の両親は、息子を特別な子として教祖に祭り上げました。童磨が修行を重ねて教祖を目指したわけではありません。
童磨の瞳の中には「虹」があり、「白橡(しろつるばみ)の頭髪」といった特異な容姿でした。
そんな容姿であったため、両親からは「特別な子」であり「きっと神の声が聞こえる」と言われ、幼少期より万世極楽教の教祖として崇め奉られていました。
ですが童磨は神の声を聞いたことは一度もなく、心の中では信者たちをかわいそうだと思っていました。
そんな童磨は、信者の話を聞きながら「可哀想に、極楽なんて存在しないんだよ。人間が妄想して創作したお伽噺なんだよ」と涙を流しています。
童磨の両親の怖い死亡シーン
父親が女性の信者たちと関係を持ったことから、母親が父親を刺して殺し、その後に毒を飲んで自らも命を絶ちました。
両親が亡くなっても、童磨が気にしたのは部屋の汚れや血の臭いでした。鬼になったせいで感情を失ったのではなく、人間時代から他者の死に悲しみが湧かなかったことが分かる描写です。
童磨の笑顔や涙を、他者への共感とそのまま結びつけることはできません。穏やかな表情と内面の冷たさのずれが、童磨の怖さにつながっています。
童磨はいつ鬼になった?20歳で無惨と出会う
童磨は20歳で鬼舞辻無惨と出会い、鬼になりました。この経緯は原作19巻第163話で語られます。教祖として育った幼少期と、鬼として信者を食べるようになった時期を分けて読むと、生い立ちがつかみやすくなります。
鬼になってからも万世極楽教を続けた理由
童磨は鬼になってからも極楽教の教祖をしていましたが、その裏では多くの人間を騙して食べていました。
童磨は女性を食べることに執着し、胡蝶しのぶの姉・カナエも朝日が昇って食べ損ねたと語ります。詳しくは胡蝶カナエの死亡シーンと童磨との戦いで解説しています。
さらには、単行本16巻141話では「俺は信者たちの想いを血を肉をしっかりと受け止めて救済し高みへと導いている」と発言しています。
その前のシーンでは、「誰もが皆死ぬのを怖がるから、だから俺が食べてあげている。俺と共に生きていくんだ、永遠の時を」とも言っており、人間を食べることは悪いことではなく善い行いだと思っています。
ここでいう救済は、童磨自身の理屈です。信者の命を奪う行為を救いと同一視する点に、教祖としての言葉と実際の行動の恐ろしい食い違いがあります。
童磨の心情の変化
童磨には、喜怒哀楽や共感性が皆無と記述しましたが、そんな童磨にも心情の変化が見て取れるシーンがあります。
それは、童磨が亡くなったときです。
カナヲと伊之助の連携によって首を切られた童磨は、どんどんと意識が薄れていく中で、胡蝶しのぶと対面します。
胡蝶しのぶの問いかけに対し、童磨の胸の中では何かが変わり始め、初めて恋心を抱くようになります。
恋心を抱いた童磨は、胡蝶しのぶに対し「一緒に地獄に行かない?」と誘いますが、あっさりと断られてしまいます。
童磨はしのぶを前に、初めて恋とも受け取れる感覚に触れます。本人がそれを恋なのかと考える場面であり、しのぶと相思相愛になったわけではありません。
また、伊之助との戦闘シーンにおいては、伊之助が「地獄を見せてやる」との発言に対し「この世に極楽浄土も地獄もない」と発言しています。
死後の世界を否定していた童磨の認識が、最期には揺らいだと読めます。ただし、明確に改心した、地獄の存在を信じ切ったとまでは断定できません。
童磨と伊之助の母・琴葉の過去|なぜ殺したのか?
童磨はなぜ、伊之助の母親を殺したのでしょうか?
原作18巻第159話で童磨は伊之助の顔に見覚えを感じます。続く第160話では、琴葉と幼い伊之助が万世極楽教に身を寄せた過去が明かされます。
伊之助と童磨にはどんな関係があるのかを深掘りしていきます。
伊之助の母親との出会い
伊之助の母親の名前は琴葉。夫の暴力などから逃れ、幼い伊之助を連れて万世極楽教に助けを求めました。
童磨が思い出したのは約15年前の出来事です。琴葉と出会った時点で童磨はすでに鬼でした。幼少期や無惨と出会う前の回想ではありません。
その記憶によると、童磨が万世極楽教の教祖をしていたときに、伊之助の顔と似た女性と出会っており、その女性が伊之助の母親でした。
伊之助の母親は旦那に毎日殴られ、姑から毎日いじめられ、行くところも頼るところもなかった伊之助の母親がたどり着いた先が極楽教でした。
その時は、顔の原型も分からないほど酷く腫れていたと語っています。
そして、母親は伊之助を抱きかかえてよく子守唄を歌っており、伊之助もその子守唄を思い出すシーンが描かれています。
伊之助の母を殺した理由とは
琴葉が、童磨が信者を食べていると知り、伊之助を連れて逃げたことが殺害に至るきっかけです。童磨は逃げた琴葉を追い詰め、殺して食べてしまいました。
しかし、童磨は当初、伊之助の母親の命が尽きるまで手元に置いて食べないつもりでいました。
琴葉はやがて、童磨が信者を食べていることを知ります。救いを求めて頼った相手が、人を食べる鬼だったのです。
童磨は自分なりの説明をしますが、琴葉は受け入れず、伊之助を抱いて寺院から逃げ出しました。
琴葉は童磨に追われ、崖に追い詰められます。「秘密を守るためだけ」と動機を一つに絞るより、正体の発覚から逃走、追跡、殺害という作中の流れを押さえると分かりやすい場面です。
琴葉は伊之助だけでも助けようと、崖の下の川へ我が子を落としました。伊之助は捨てられたのではなく、母親に守られていたのです。琴葉は命を落としますが、伊之助は生き延びました。
そのため、伊之助にとって童磨は母親の仇ともなる存在だったのです。
その過去を知った伊之助は、ずっと母親に捨てられたものだと思っていたため、童磨を倒した際には母親を想いながら涙を流しています。
童磨の過去が分かる巻・話
| 内容 | 原作 |
|---|---|
| 救済観とカナエとの因縁 | 16巻第141話 |
| 伊之助の顔から過去を思い出す | 18巻第159話 |
| 琴葉の過去と最期 | 18巻第160話 |
| 幼少期・無惨との出会い・最期 | 19巻第163話 |
戦闘の結末は童磨の死亡理由・血鬼術へ。伊之助の側から振り返りたい方は嘴平伊之助の人物紹介もどうぞ。
童磨の過去まとめ
この記事では、童磨の過去や性格、伊之助の母親との出会い、伊之助との関係性について紹介しました。
童磨の過去の核は、幼少期から教祖として扱われながら、自身は神の声も他者への深い共感も持っていなかったことです。鬼になってからは、その隔たりが信者を食べて救うという理屈につながっていきました。
また、伊之助の母親を殺していることで、伊之助にとっても敵討ちとなる存在でした。

