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「鬼滅の刃」主人公・炭治郎の同期の隊士であり雷の呼吸の使い手である我妻善逸。
雷の呼吸においては基本中の基本の壱の型しか使えないにもかかわらず鬼たちと互角に渡り合いました。
今回はそんな善逸が壱の型以外使えない理由と、兄弟子・獪岳(かいがく)との関係に迫ってみました。
鬼滅の刃善逸が壱の型以外使えない理由は?
©吾峠呼世晴/集英社
なぜ善逸が壱の型しか使えなかったのかその理由は、単純に善逸の能力不足でした。
じいちゃんの修行を毎日泣きながらも取り組んでいたようですが、どうしても壱の型しか習得できませんでした。
自分の実力への不信感や自己否定ばかりの後ろ向きな性格も関係していると思います。
師匠のじいちゃんは雷の呼吸の継承者を2人にするつもりだった
雷の呼吸は兄弟子の獪岳と善逸の2人が学んでいました。
しかし、獪岳は弐から陸の型までしか使えず、善逸は壱ノ型しか使えません。師匠はそんな弟子2人を継承者として2人で雷の呼吸を広めてほしいと考えていたようです。
善逸も獪岳も1人では不完全
ですが善逸は壱ノ型を徹底的に鍛え上げ、数種の応用も開発し、その踏み込みの速さは雷光とたたえられる程になりました。
また炭治郎をはじめとする仲間たちと死線をくぐりぬけ、心身ともに目覚ましい成長を遂げました。
一方の獪岳はなぜか壱ノ型だけ習得することができず、周りからも「基本の壱ノ型が使えないなんて柱なんかになれない」と裏で悪口を言われていました。
そしてある日、とある理由で鬼になる道を選んでしまったのです。
兄弟子獪岳(かいがく)が鬼になった理由
©吾峠呼世晴/集英社
獪岳は真面目に修行に励む努力家だったのですが、出来損ないの善逸と同等に扱われることが納得いかず、いつも不満を抱いていました。
小さな不満がどんどん溜まっていき、自己中心的な考えの獪岳は、偶然だったが鬼になることを決意しました。
獪岳(かいがく)が鬼になったのは上弦の壱「黒死牟」と遭遇したから
©吾峠呼世晴/集英社
善逸より早く鬼殺隊に入隊した獪岳ですが任務で上弦の壱「黒死牟」と対峙してしまいます。
勝てる見込みがないと判断した獪岳は、黒死牟にひざまづき頭を下げます。
「生きてさえいれば何とかなる。死ぬまでは負けじゃない」
何を犠牲にしようとも強さを手に入れ勝つことを望んでいた獪岳は、地面に頭をこすりつけて黒死牟に鬼になりたいと懇願しました。
黒死牟としても呼吸法を使える鬼は貴重だったので鬼にすることを決め、血を分け与えました。
師匠じいちゃんの桑島慈悟郎は責任をとって切腹する
©吾峠呼世晴/集英社
善逸の師匠であるじいちゃんこと桑島慈悟郎は鬼になった獪岳の責任をとる形で切腹することになります。
介錯もつけずに長い間苦しんで死ぬことを選びました。それだけ責任を感じていたということですね。
獪岳にとっては自分が助かるために鬼になっただけかもしれませんが、結果として多くの人を不幸にしていて自分だけ良ければいいという鬼の考え方になってしまいました。
善逸にとって獪岳は嫌いあってはいましたが同じ雷の呼吸を学ぶ者として尊敬していました。
最悪の形で裏切られてしまったので獪岳は師匠の仇であり因縁の相手なのです。
善逸と獪岳の決闘
無限城編にて、善逸は鬼となりはてた兄弟子・獪岳と因縁の再会を果たします。
獪岳は呼吸を使える鬼ということで未熟ながら新上弦の陸になっていました。
血鬼術で強化した雷の呼吸で優勢の獪岳
獪岳の刀は自分の血肉から作られており日輪刀にそっくりな形をしています。
その刀に血鬼術をのせ強化することで、斬れ味は倍増し、皮膚や肉をヒビ割って焼く斬撃となっていました。
獪岳の刀で斬られた傷はヒビ割れ続け、どんどん傷が広がってしまいます。善逸も体中にヒビ割れが出来てしまい血が止まりません。
善逸のオリジナル漆ノ型・火雷神が獪岳を打ち砕く
©吾峠呼世晴/集英社
雷の呼吸を組み合わせた戦い方で善逸を苦戦させますが、兄弟子との戦いの中で善逸は覚醒し自ら生み出した漆ノ型 火雷神(ほのいかづちのかみ)で獪岳の頸を斬り落としました。
この技は壱ノ型をさらに進化させて荒ぶる龍をかたどった雷を敵に噛み付かせるもので、絵的な派手さは無論のこと、雷の呼吸の中でも最強の威力を誇ります。
こんな型は見たことがない、あのジジイ贔屓しやがったな!お前にだけ教えて俺に教えなかった、と文句を言います。
ですが自分よりも劣っていた善逸が編み出した7つ目の技だと知り、そんな事実は受け入れられないと悔しがります。
ちなみにこのかっこいい漆ノ型 火雷神が読めるのは、単行本17巻です。
獪岳の死亡シーン
©吾峠呼世晴/集英社
獪岳は漆ノ型 火雷神(ほのいかづちのかみ)で頸を斬られたあと、気絶して一緒に落下する善逸を見て、「違う負けじゃない、あのカスも落下して死ぬ。アイツも俺と死ぬんだ」と少し安心していました。
そこに一部始終を見ていた愈史郎(ゆしろう)が登場します。
人に与えない者はいずれ人から何も貰えなくなる。欲しがるばかりの奴は結局何も持ってないのと同じ。自分では何も生み出せないから。
独りで死ぬのは惨めだなと獪岳の耳元でささやきました。
©吾峠呼世晴/集英社
それを聞いた獪岳は悔しいのか何かを叫びながら落ちて行き、チリとなって消えて死亡しました。
善逸は三途の川でじいちゃんと話す
©吾峠呼世晴/集英社
愈史郎に助けられた善逸は、三途の川の夢を見ていました。川の対岸にはじいちゃんこと桑島慈悟郎が立っていました。
善逸は必死に謝ります。「俺がいなかったら獪岳もあんなふうにならなかったかもしれない、ほんとごめん!許して!!」
自分の実力不足で何も恩返しが出来なくてごめん、、と涙ながらに叫んでいるとじいちゃんが一言答えます。
善逸、お前はわしの誇りじゃ
じいちゃんに認められたところで、善逸は目を醒ましました。そこには善逸を助けようと必死になっている鬼殺隊の仲間たちと愈史郎がいました。
鬼滅の刃主要キャラクターの名言セリフ・死亡シーンまとめ
善逸以外の鬼滅の刃主要キャラクターについて、名言・死亡シーン・呼吸の型をまとめています。
>>鬼滅の刃で死亡した柱・十二鬼月キャラ総まとめ!(ネタバレ注意)
まとめ
以上、「鬼滅の刃」の魅力的なキャラクター・我妻善逸と、彼が操る雷の呼吸、兄弟子かいがくとの関係に迫りました。
壱ノ型しか使えない縛りはありましたが、だからこそ独自の応用や工夫を加え、数々の派生を生み出す善逸の発想の豊かさには瞠目しますよね。
かいがくを仕留めた火雷神は、雷の呼吸の最終形態にして集大成ともいえる大技なので、アニメで再現されるのがとても楽しみです。